潜在意識と顕在意識とは?
最近では耳にする事もあると思いますが、
私が知ったのは約20年前です。
ジョセフ・マーフィー博士の
「眠りながら成功する」と
ナポレオン・ヒル氏の
「思考は現実化する」の
本を手にした時でした。
マーフィー博士の法則には、
「自分の人生は、自分の思い描いた
とおりになる」というものでした。
人間の心(意識)は、潜在意識と
顕在意識にわかれていると書かれていました。
その時は、詳しくは理解出来なっかった
のですが、自分の中に意識が二つあるのが不思議でした。
(人格が二人いるのだと思ってました)
自分が考えた事、信じた事、思い描いた
事は現実になると書かれていましたが、
私は海外の人の発想は凄い!位にしか
思っていませんでした。
その時は、詳しくは理解出来なっかった
のですが、自分の中に意識が二つあるのが
不思議でした。
潜在意識の役割を知る事で、見える世界も
変わって行くと思います。
潜在意識とは?
潜在意識とは人間の思考や感情や行動
の95%~97%を受け持っています。
氷山の一角と呼ばれている場所です。
自分では気づけない場所にあるので
無意識とも呼ばれていて潜在意識を自分で
コントロールする事は出来ません。
無意識の領域は、自分で自覚していない、
自覚が出来ない場所です。
自転車の練習で例えると乗れるまでは
必死になって乗り方を覚えますが、
乗れるようになると意識しないで
勝手に乗れるようになっていますよね。
いちいち、右足が、左足が・・・とは言いませんよね。
目に見える部分(顕在意識)と
目に見えない部分(潜在意識)と
きちんと役割が決められているのです。
生命行動として(動く・消化・呼吸
するなど)24時間365日休む事なく
働いてくれています。
恐れや怒りや幸せなどの感情、自分
で覚えていない事も経験した事で
その時に感じた感情がすべてが
潜在意識の中に入っています。
心理学者のフロイトは、本能や衝動、
欲望、記憶は潜在意識に蓄積されて、
その蓄積された潜在意識で物事を
感じたり判断したりしている意識の
物は見えるが、何も意識していない
ものは見えないという研究をしました。
潜在意識は、自分の過去の経験や
価値観や信念なども全て覚えているので、
今の自分の行動や意志の決定に大きな
影響を与えている事になります。
過去のトラウマや恐怖や嫌な体験なども
潜在意識が覚えています。
引き寄せの法則を簡単に説明すると、
「自分が出したエネルギーによって、
同じエネルギーを持つものが引き寄せられる」
というものです。
自分の考えや感情を持ち続け
信じることで、引き寄せると言う事
なのですが良い悪いとは関係なくです。
顕在意識とは
顕在意識は、日常的に意識している
思考や感情の心の状態のことです。
何をする、何を食べるなど
何を着るなど意識的に考え
自分の意志で決められる事です。
日常的な選択や行動は顕在意識に
よって決められている為、
意思決定や行動に直接影響を与えます。
自覚し判断が出来る領域で、
表面化されているわずか
3~5%しかありません。
自覚できている領域だとは言え、
この小さな領域が大きな潜在意識を
押さえ込む事なんて到底無理なことなのです。
実験などでの証明
心理学用語で【非注意性盲目】
(ひちゅういせいもうもく)
と言う言葉があります。
1992年に心理学者のアリアン・
マック博士とアーヴィン・ロック博士
の実験で発見されました。
簡単に書くと視野には入っているけど、
注意をしていない為見落としてしまう事です。
また1999年にハーバード大学の
ダニエル・シモンズ博士と
クリストファー・チャブリス博士が実験した
「見えないゴリラ実験」で証明されています。
また、心理学者(精神科医)のフロイトは、
【本能・衝動・欲望・記憶】は潜在意識に
蓄積されてその蓄積された潜在意識で
物事を感じたり判断したりしている。
意識している物は見える、
意識していないものは見えないと提唱しています。
これにより、「意識」がどれだけ
大切な事なのかが分かると思います。
子供への影響
子供の脳は3歳までに基盤を築き、
7歳までにはシータ波と呼ばれる状態で生活します。
ガンマ波は興奮したり、集中したりする
ときに発生する脳波のひとつで、
4つの周波数があります。
大きい順にベータ波、アルファ波、
シータ波、デルタ波です。
ベータ波は日中活動中やストレスを
感じているときに現れ、
アルファ波は目覚めたばかりや
リラックスしているときに発生します。
シータ波は夢を見たりウトウトしている
とき、瞑想や催眠状態のときに関連があります。
デルタ波は深い睡眠や無意識のときに起こります。
7歳の子供は、シータ波の影響を
受けており、現実との境界が曖昧です。
そのため、親や兄弟、身近な人々の
影響を受けやすく、潜在意識に
その情報を取り込みます。
このため、親が自分の価値観を
子供に押し付け、子供の本来の個性を
抑制する可能性があります。
また、古い価値観や規範に従うように
子供に圧力をかけることもあります。
(子供への刷り込み)
これらの影響が7歳までに根付くと、
それが子供の思考や信念に影響を与え、
日常生活の95%は潜在意識に
よって支配されることになります。
潜在意識は、トラウマやコンプレックス、
苦痛、不満などの過去の経験や感情を
しっかりと覚えており、子供の頃に
受けた影響が、大人になってからの
行動や信念にずれを生じる可能性が
あることを意味します。
潜在意識は恐怖や不安から保護しようとし
過去の経験を基に行動パターンを繰り返す
ようになります。
- ベータ波・・日中活動している
時やストレス緊張を感じている時
- アルファ波・・目覚めてすぐや
リラックスしている時
- シータ波・・夢を見てる時や
ウトウトしている時、瞑想や催眠状態
- デルタ波・・熟睡している時、無意識の時
まとめ
人間には潜在意識と顕在意識があり
それが現実を創ると言う事が
わかりましたでしょうか?
私が知った頃は、自覚なく知っている
人も少なかったと思います。
私が知らなかっただけで、
既に多くの実験などで証明されていたのです。
知っていても行動しなければ
それで終わってしまうので
出来る事から行動して欲しいと思います。